名古屋市守山区の入浴施設に侵入し、小型カメラで複数の女性を盗撮したとして、63歳の母親と37歳の息子が逮捕されました。

　建造物侵入と愛知県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、名古屋市北区の会社員・関佐登美容疑者（63）と、同居する無職の息子・明範容疑者（37）です。

　警察によりますと、2人は共謀し、12月30日、佐登美容疑者が守山市内の入浴施設に侵入し、脱衣場や浴場で複数の女性を小型カメラで盗撮した疑いがもたれています。

　不審な動きに気付いた施設の店長に佐登美容疑者は現行犯逮捕され、その後、息子の明範容疑者の関与が浮上し、1月4日に明範容疑者は逮捕されました。

　調べに対し、佐登美容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていますが、明範容疑者は「（盗撮の）助言や指示をしたが、すべてを共謀していない」と容疑を一部否認しています。

　警察は、押収したパソコンやハードディスクなどを解析し、動機や同様の犯行を繰り返していないかなど、調べを進める方針です。